ハッと目を覚ましたこぶたを片足で押えるようにこ ぞぅが立ってる。
今まで自分を執拗に追ってきた影が遂に姿をあらわしたのだ。

「ピ〜〜〜〜!!!」

こぶたは慌てて逃げようとするが、こぞぅのその凄まじい気迫に足がすくんで動けない。

こぞぅは顔面蒼白になりながらも最後の力を振り絞って、こぶた目がけて巨大な鈍器を振り降ろした・・・。

『ゴッ!!!!』

辺りに地を叩く固い音が響きわたった。勝ちを確信していたこぞぅは目を疑った。
こぶたが目の前から消えていたのだ。