キエエ〜〜〜〜〜〜!!!

ペンギンはその場の崩れ落ちて泣き叫んだ。

勝負に勝ちはしたが、この異世界で唯一の拠り所であった
”誇り”が砕け散ったのだ。

いつの間にか倒れているこぞぅは1匹になっていた。
しかしそんなことをはもうペンギンの眼中にはなかった。
ただただペンギンは天を仰いで泣いていた。

尋橘は勝負の行方を見届けると、その場から去っていった。

雨がポツポツと降ってきた。その雨は間もなく土砂降りになってきた。
ペンギンがいくら大声で泣き叫ぼうとも、それすらかき消す雨音。

気絶していたこぞぅも目をさまし、立ち上がり傘を広げた。
先程まであれだけ戦ったペンギンに差し掛けてやろうとしたが、生地はボロボロだ。
それに加え雨の勢いに負けてグシャリと骨が折れ曲がってしまった。

ずぶ濡れになったこぞぅも、それ以上ペンギンをどうすることも出来ず
その場を後にした。