「おい、こいつカネ取られてるのに何か喜んでね〜 か?」

こぶたは久しぶりに身体が軽くなった。そして一緒にそれを喜んでくれる人がいた。

その夜、おぢちゃんとこぞぅは久しぶりに酒を楽しみ、こぶたは暖かいミルクを飲んだ。

多くの車が行き交う橋の下に集う者達は、もう追う者と追われる者ではなかた。

・・・・・ひとまず今夜だけは。