夕暮れ時、談笑しながら街の裏通りを歩くチンピラ達。その前にこぞぅが立ち塞がる。

「なんだこのガキみてぇの?」
「こいつ、あのホームレスのおやじと一緒に居た奴じゃね〜の?」

そう話すチンピラの一人の足にこぞぅが掴みかかった。

「なんだよこいつ!気持ちわり〜な〜。放せよ!!」

チンピラがこぞぅを蹴り飛ばす。

すると今度はバックパックから傘を一本抜き、チンピラ達に飛びかかった。
しかし所詮多勢に無勢。体の小さいこぞぅは、3人にいいようにいたぶられるのみだった。
それでもこぞぅはしつこく向かってくる。
遂にキレたチンピラの一人が、近くに落ちてた大きなコンクリートの塊を振り上げた・・・

とその時。