ある日の昼下がり、こぞぅはダチョウに追いかけられていた。
ダチョウはなぜか怒っていて、こぞぅはなぜか逃げていた。
逃走の道すがら、男の居るはずの公園の公衆便所からいつぞやのチンピラ達がすごすごと出てくるのが見えた。
妙に周辺を気にしているようだった。
嫌な予感に駆られながらも、こぞぅの後ろにはリアルな危機が迫っている。
まずはこの状況を脱する事が全てに優先された。